【疑問提起】
多くの人は、神様と意思疎通ができたら良いと考えるが、殆どの人は、神様の存在さえ、認識できず、意思疎通ができない。その理由は、神様との関係性が構築されていないからである。何故、神様と人間の関係性を構築できていないのか。それは、人間始祖が神様との関係性を自ら放棄し、サタンとの関係性を選んだからある。その後、人類は、神様との関係性を構築できず、サタンと意思疎通してきた。
聖書には、アダムとエバが、善悪を知る木の実を取って食べたことが堕落と記されている。詳しく説明すると、善悪を知る木の実とは、エバの愛を意味する。つまり、神様を中心として、愛を実体化しなければ、ならなかったエバが、蛇(天使長を比喩)の自己中心的な偽りの愛を中心として、愛を実体化してしまい。そのエバとアダムが愛を実体化してしまった。結果的に神様の所有物から、堕落した天使であるサタンの所有物に堕落しまったからである。
つまり、神様が人間を捨てたのではなく、人間が神様を捨てたのである。堕落により失われた関係性を取り戻すためには、人間が神様との愛の関係を再構築する必要がある。その為には、人類は、失われた神様からの信頼を回復するため宗教を通し、神様との関係性を構築しようと努力してきた。
しかし、宗教だけでは、神様との関係性を構築することはできない。何故かと言えば、宗教は、個々の信仰だけを重要視し、神様の願いを理解していないからである。神様の願いは、神様の代わりに人類を愛することであるが、宗教がそれを実現化できていない。現在の宗教は、宗教を超え、神様の愛を実現する社会運動となり、社会を神様の前に導く責任がある。宗教の究極的な目的は、神様の愛を実現し、神様を中心とした人類一家族世界を実現する事である。
つまり、人間が生きる最初の目的は、神様の愛を中心とした心と体が一つとなり、人格を完成することである。それにより、神様と失われた関係性を再構築し、神様の真の愛を地上に実現することができる。それは、究極的には、神様の息子・娘となり、神様の喜びのためだけに生き、神様が実現したかった地上・天上天国の実現の為に貢献することを意味する。
【目的】
神様の真の愛を中心として心と体の統一を通し、真の愛の実践により、霊界体を成長させ、神様の心を感じる人格者となり、神様を喜ばせる子女となること。
【目標】
神様を中心とした真の愛を自体化し、真の愛により、心と体を統一させ、真の愛の実践により、霊人体を成長させ、神様の愛を受けられる人格を形成し、神様の喜びを感じることができる真なる人格者になり、神様が認める息子・娘になること。
【戦略】
神様との関係性を邪魔するサタンと堕落性との関係性を切る。その為には、サタンと堕落性について、理解する必要がある。サタンとは、自己中心的な愛を持っている個人を通し、実体化する。堕落性とは、自己中心的な愛により発生した血統的な因縁、習慣性により、サタンの所有物になる。
サタンは、心と体の統一、霊人体の成長により、霊的に戦う力をつけることにより克服できる。堕落性は、真の愛の実践により、血統と習慣性から堕落性との因縁を切ることにより克服できる。
【戦術】
地上生活は、霊界での生である霊生を準備する為の期間であるということを自覚する。霊界での生は、地上において、どれだけ、真の愛を実践したのか、真の愛の実体になれたかにより決まる。その為には、人生設計する前に霊生設計する必要がある。また、人生設計をうまく立てられていないのであれば、7つの習慣などを学習、実行し、習慣性を変えることで、人生を変えることができる。
【現状】
地上の主人は、サタンであり、サタンの主管圏で生きていた人間は、サタンの血統と堕落性により、サタンの所有物になっている。サタンと関係性がある限り、神様との関係性を構築することは、難しい。
サタンと関係性かある原因は、人類は、自己中心的な愛により、堕落した血統で生まれて来た。堕落は、天使長が自らの立場を離れ、自体自覚することから発生した。人類は、間違った自体(自己)と言う考え方を持つ限り、サタンと堕落性は常に主管してくる。つまり、自己中心的な愛を持っている限り、サタンの所有から抜け出すことはできない。
【課題】
サタンと堕落性は、両方とも霊的な存在であり、普通は、実体を認識することが難しい。なので、霊的な世界に対し、理解を深め、霊的な力を持たない限り、人類は、霊的な攻撃から守る術を持っていない。地上と霊界は、サタンと堕落性により、地獄のようになっており、サタンと堕落性による苦しみから解放されることはない。
また、地上生活は、神様の真の愛を実現することが目的である。何故かと言えば、神様の真の愛でしか、霊界で生活できる体の霊人体は成長しないからである。
霊人体が成長せず、霊界に行ければ、霊界での生活は悲惨なものになる。また、霊界での生活する環境は、どれだけ、神様の真の愛を地上で実現し、神様の代わりに人類を愛したのかによって決まってくるので、善の功績がなければ、住む場所も悲惨なものになる。
地上生活を霊生を見据え、計画しなければならないのは、選択ではなく、必須であり、全ての人が通過するべき道なのである。
【改善】
神様との関係性を構築する為には、先ずは、サタンと堕落性との関係性を断つ必要がある。その方法は、他体自覚である。自らの存在意義は、自己からではなく、他体から与えられるものであると言うことを理解する必要がある。
具体的に言えば、心は、体のために存在し、体は心の為に存在する。また、肉身と霊人体との関係性も同じである。また、霊人体と神様の心である生心の関係性も同じである。つまり、人間とは、自己からくる目的性ではなく、神様から与えられた創造物であり、創造目的に対し、自らの存在意義を合わせる必要がある。創造物は、神様の喜びの対象として、創造されたと言われているのは、その為である。
その方法は、神様が願われている自らの存在意義と価値を理解することである。それは、真の愛により、神様の願いを100%感じ取ることができるようになることである。つまり、神様の実体として、神様の子女になることを意味する。
本来、人間が堕落しなければ、神様の心情を理解するので、偽りの愛により堕落することはあり得ない。つまり、堕落を復帰する道は、神の心情を霊人体を通し、心を通し、体を通して実現化する実体となることである。
結果的には、人類に対し、神様は、息子、娘になるように望んでおられるが、人類は、自らその道を放棄した。なので、人類が神様の愛に帰り、神様の愛を代わりに実現化することにより、サタンに奪われた神の息子と娘の立場を復帰し、サタンから所有権を取り戻していかなければならない。
【効果】
サタンからの神様の息子、娘としての所有権を取り戻すことができれば、サタンと堕落性は、干渉することが難しくなる。勿論、最初から克服することは難しいので、最初は、僕の僕の立場から出発し、神様との関係性も、親子ではなく、主従関係のように感じるかも知れない。しかし、それは、人類が神を捨て、歩んで来た6千年間にできた人類の心情的な溝である。
神様は、人類に対し、常に、親子の心情で語りかけてくれており、家出した子供がいつか帰って来てくれることを待ち望んでいる。神様が諦めていないので、人類が神様の元に帰られるのであり、人類が神様の前に帰るのは、人類の努力よりも、神様の無限なる愛の結果であることを理解して感謝しなければならない。
結果的には、神様との親子の心情を復帰して、神様から子供の立場を復帰することができれば、霊人体を成長させることができる。神様から子供の立場を復帰できれば、他の人を神様の子供として、復帰することができる。
【結論】
神様と人類との関係は、親子の関係であるが、その関係性が構築できていないのは、人類が神様との関係を放棄し、サタンとの主従関係を構築したからである。それにより、サタンと堕落性との関係性と戦い、克服できない限り、神様の基に帰ることはできなくなった。サタンとの関係性を切り、神様との関係性を構築する為には、自体自覚による自己中心的な偽りの愛の人格から、他体自覚による神様の愛を中心とした真の愛の人格になることである。それにより、神様を裏切り、神様の元から離れていった人類が、神様の元に帰り、神様の愛により、子供の立場を復帰する事ができるようになる。その結果、地上で神様の愛を実践し、実体化した結果により、霊人体が成長し、霊生の生活の中で、より神様に近い所で、生活できるようになる。
これが霊生を見据えた人生を生きる目的であり、このような方向性で生きることで、より神の喜びの対象となり、より神様と近い生活ができるようになることを願う限りである。
コンテンツを理解したからと言って、神様との関係性を構築できる訳ではない。コンテンツを理解した前提で、アクションステップを考え、実施することで、神様と貴方の関係性を見つめ直し、構築することができます。アクションステップの立て方や例については、下記のURLを参考にしてください。