【疑問提起】
今、世界中で起きている難問題は、地上だけでなく、同じように霊界でも起きている。何故かと言えば、地上の問題は、先祖の罪が原因であり、罪が精算されていないからである。つまり、先祖達の誤りが霊界で精算されない限り、地上の難問題は解決しない。それならば、どのようにしたら霊界の課題を解決することができるか。それは、地上において、霊界の課題解決の為に努力し、地上で解決することにより、霊界の課題を解決することができる。
人類歴史は、人間始祖の堕落により、サタンの主管下に落ち、神様や霊界を認識できなくなってしまった。神様と霊界が認識できず、霊的に生きることが難しくなってしまった。神様と霊界を認識できない人類は、サタンの主管下で、罪を繁殖し、怨讐関係を築いてしまった。結果的に、神様が干渉できない文化や社会を築いた。この問題は、一人の人間の努力や力ではどうすることもできない。長きに渡り人類を主管してきたサタンに対し、人類は、どのように向き合い立ち向かうことができるのであろうか。
サタンに立ち向かう為には、サタンに対抗することができる霊的な力が必要である。しかし、霊的な力があったとしても、その力がサタンの力よりも劣っていたら、サタンに敗北してしまう。霊的にサタンに打ち勝つことができるのは、サタンがサタンになったのか、そして、サタンの本来の目的は何であり、サタンが本来の姿を認識する必要がある。また、サタンがサタンとなった理由は、自己を中心とした偽りの愛により、被造物としての自己の立場を離れ、過分なる欲望を満たそうした結果なので、真の愛を実体化した真なる主人の立場に立った人間が、真の愛により、堕落した天使長を主管することで、本来の天使の立場を復帰することができるのである。
堕落する前のサタンは、天使長の立場にあり、神様が人間を創造する際には、神様の僕として、貢献し、神様の創造目的を理解することができる立場にあった。人間の創造が完了し、人間が自らの成長期間を全うし、完成した後は、人間に侍るべきであった。しかし、サタンは、創造主である神様の願いを理解することができず、また、本来は、侍るべき存在であった人間を騙し、自己を中心とした偽りの愛により、過分なる欲望により、堕落した。
人間は、堕落により、堕落した天使長の属性を引き継いだ。人間が神様の基に帰れないようになったのは、堕落した天使長の属性である堕落性がある為である。人間は、この堕落性と戦い、勝利し、克服させることで、初めて神様の前に出ることができるのである。また、堕落した天使であるサタンは、常に、人間が神様の前に出る事を防ぎ、邪魔して来た。人間は、このサタンと戦い、勝利し、克服させる事で、被造物に対し、本来の立場を取り戻すことができるのである。
堕落性は、どのようにしたら克服することができるのであろうか。それは、サタンの属性により発生した罪の歴史を精算するしか無いのであある。それは、人類が、自己を中心とした偽りの愛により、自らの私欲の為に、争い、奪い合って来た歴史から、神様を中心とした真の愛により、相手の為に生き、与え、分かち合うことができるようにならないといけないのである。それによりサタンとは関係の無い事を歴史を作り、神様が住みたいと望まれる世界を築くことができるようになる。
サタンは、どのようにしたら克服することができるのであろうか。それは、サタンが主管して来た被造物を本来の主人のである神様に変えることにより、克服することができる。それは、人類がサタンの偽りの愛の主管下で、神様とは関係のない歴史を築いて来たことから、神様の真の愛の主管下で、神様の真の愛の主管により、天使を含む、被造物を愛することにより、被造物の主人の立場を復帰するのである。サタンがサタンになった理由は、愛だったので、その偽りの愛を超える真の愛の実体にならない限り、サタンは屈服するはずが無い。
サタンも堕落性も、地上のみならず、霊界においても人類を主管して来た。また、人類は、過去の多くの罪により、サタンの主管され、罪を拡大させて来た。この罪の歴史を精算し、克服する為には、人類は、地上と霊界を本来の主人である神様を中心とした世界に変える為に貢献しない限り、サタンが主管して来た罪の歴史から解放されないのである。また、サタンが主管して来た歴史を精算し、克服する為には、地上と霊界を本来の神様を主人として、天使を主管することにより、人間が被造物に対し、主人の立場を復帰し、全ての被造物を創造目的に沿って主管することにより、神様が喜ばれる世界を復帰することが可能となる。
【目的】
神様の真の愛を中心として、神様を
主人として侍り、神様の創造性を相続し、神様の真の愛で、被造物を愛することにより、被造物に対し、主人の立場を復帰した真なる人格者となる。
【目標】
地上と霊界において、罪の歴史から真の愛の歴史に変え、サタンの主管から、真の愛で、サタンを主管することで、神様の真の愛が実現した世界を取り戻す。
【戦略】
人類始祖の堕落により、人間は、サタンの主管下で、罪と憎しみの歴史を重ねて来た。人類歴史は、神様と関係のない歴史であり、神様は、サタンの歴史の中に、神様側の中心人物を立てて、サタンとの戦い、勝利を重ねて来た。そのように神様が選ばれる中心人物とは、どのような人なのか。それは、罪と悪に染まってた歴史を精算し、歴史を神様の願われる方向性に導く事ができる人である。
中心人物は、サタンの偽りの愛を中心とした、人を恨んだり、妬んだり、傷つけるような行動せず、常に、神様の代わりに愛そうと努力する人である。また、自らを攻撃し、傷つけようとする人を許し、愛し、団結することができる人でもある。つまり、自らの性格や感情にある堕落性を理解し、主管されるのではなく、神様を中心とした愛により、葛藤や因縁を克服することができる。また、過去に恨み合った関係性があったとしても、恨みにより、憎しみを増幅させるのではなく、神様が人類を愛したいと言う、同じ、共通の目的を基に過去を超え、未来を作ることができるようになる。
【戦術】
何故、霊界と地上が共同で立ち向かわなければならないのかと言えば、サタンも堕落性も地上と霊界に同じく存在するからである。つまり、共通の敵と戦う為に力を合わせる必要があるという意味である。霊界は、過去の世界で、罪と悪により主管された堕落人間により作られた歴史により、天上地獄のようになっている。また、地上は、過去の恨みの歴史を引き継いでおり、貧富の格差や環境破壊など、地上地獄と化してしまっている。
地上と霊界の地獄を解放する為には、サタンと堕落性と戦い、克服することで、サタンを中心として作られた世界を神様を中心とした世界に変えていくのである。それにより、堕落により、サタンが偽りの主人として主管した地上と霊界を本来の主人である神様の基に返すことができる。地上と霊界をサタンの手から、神様の基に変える為に貢献した人格者は、神様の願いを叶え、神様の代わりに被造物を主管できる。地上と霊界からサタンと堕落性がなくなれば、これ以上、神様を悲しまれる対象がなくなることにより、神様が喜ばれる世界が実現するのである。
【現状】
地上と霊界の人間は、サタンの主管下にあり、サタンを主人のように崇めて生活している。それでは、サタンは、人間をどのように主管しているのであろうか、それは、堕落により、サタンの属性を引き継いだ自己中心とした偽りの愛を中心に生きるという堕落性を用いる。このように地上と霊界には、神様よりもサタンに似た堕落人間位より、罪と悪の歴史が繰り返され、サタンが望んだように恨みの歴史を構築した。
勿論、神様もサタンの攻撃から人類を守る為、多くの中心人物を送り、導いて来られたが、神様よりもサタンの勢力が強く、神様は、人類を導くのに苦労されてこられた。このような神様の苦労を人類が知るのであれば、神様が願われる世界を実現する為に努力するべきである。どのようしたら、神様の願われる世界が実現するのであろうか。
【課題】
先ず、最初に復帰しなければならないのが、人間始祖の堕落により失われた神様との関係性である。堕落により、神様の創造目的とは、関係のない行動した人間は、神様とは縁が切れてしまい。心情的な因縁を結べなくなってしまった。本来、人間と神様が結ぶべき心情的な因縁とは何であろうか。それは、親子の心情である。神様は、原理原則で、人間を創造されたが、原理原則よりも自由意思を持った愛を中心に人間を創造された。なので、人間は、原理よりも強力な偽り愛の力によれば、堕落する可能性があったのである。堕落を復帰する為の目的や力も神様の真の愛であり、神様の真の愛により、人間は、神様と親子の心情を結ぶ事ができる。
次に、人間が堕落により失ったのは、被造物に対する主管性を失ってしまった。堕落により、神様の子女の立場から、自ら落ちてしまってた人間は、被造物に対し、神様の愛で愛せる立場を失い。被造物も本来の主人を失い、彷徨い続けているのである。地上に主人がいないと万物が嘆息していると言うのは、これを意味しているのである。本来の被造物と人間との関係性は、どのようなものだったのだろうか。それは、正に、心と体の関係性と同じで、被造物が自分の体のように感じ、生活するようになる。つまり、歴史上の罪の歴史についても、自分の罪のように自覚し、罪を精算する為に努力するのである。地上と霊界において、全ての被造物が神様の愛の主管下に戻るまで、歴史を精算し、復帰する為に努力するのである。
【改善】
神様との関係性を改善する為には、人間始祖の堕落により、失った関係性から、神様を中心とした新しい関係性を構築する必要がある。つまり、堕落により発生した人類歴史でなく、新しく神様を中心とした人類歴史を作る為に貢献するのである。また、新しい神様を中心とした歴史は、地上だけでなく、霊界においても実現していくのである。その歴史は、神様を人類の親として迎え、人類は、神様の子女として、被造物を神様の愛で主管し、被造物を神様の創造理想で主管する事ができなくてはならない。
しかし、これを実現する為には、多くのサタンと堕落性が許さないだろう。それを阻止する為に攻撃して来るに違いない。その攻撃に対抗する為の力は、真の愛により、サタンと堕落性を許し、愛し、団結するしかない。サタンは、自分が偽りの主人である事を認めようとせず、人間を罪によって主管しようとする。しかし、人間がサタンや堕落性の声に応えるのではなく、心情と良心の声を聞いて、神様の願いを理解し、応える事で、サタンと堕落性を克服し、神様の立場で、愛する事ができるようになる。
【効果】
地上と霊界から偽りの主人であるサタンと堕落性を追い出し、代わりに真なる主人を迎えることにより、神様を中心とした世界が実現するのである。しかし、サタンと堕落性は、簡単には、人類を諦めない。どうすれば、打ち勝つ事ができるのであろうか、それは、地上と霊界が分かれてしまったもう一度、つなげる為に貢献しなければならない。地上と霊界は、協力し合いながら共通の敵であるサタンと堕落性を克服する為に努力するのである。
どうすれば、地上と霊界が協力する事ができるのであろうか。それは、地上は、霊界の為に、霊界は、地上の為に貢献するのである。具体的に言えば、先祖は後孫の為に、後孫は、先祖の為に貢献し、お互いが罪と悪の歴史と戦い、精算する為に努力するのである。実は、地上と霊界との関係性も良い関係とは言えない。先祖の罪により、後孫が苦しむこともあり得るだろうし、後孫の罪により、先祖の功績が奪われることも十分あり得る。なので、人類歴史を精算するという共通の目的を基に霊界と地上が一つとなり、神様と全人類、被造物の為に、サタンと堕落性と戦い、克服することにより、勝利する事ができるのである。
【結果】
人類歴史は、人間始祖の堕落により、偽りの主人であるサタンの僕の立場に落ちてしまい、堕落性により、罪と悪により主管されて来た。堕落により失ってしまった主管性を取り戻す為には、堕落と逆の経路を辿り、失ったものを取り戻す為に努力するしかない。堕落により失ったものは、神様の心情を知る事ができる神様の子としての立場である。もう一つは、天使長も含め、全ての被造物に対し、神様の子として、神様の真の愛を持って主管する主管位の立場である。
【結論】
どのようにして、失ったものを取り返す事ができるのであろうか、それは、偽りの主人であるサタンの偽りの愛により、罪と悪に染まった人類歴史を精算するしかないのである。人類の罪と悪は、地上と天上に築かれている地獄として具現化されている。つまり、地上と天上に築かれた地獄を精算し、創造本然の霊界と地上を創造する事が、神様と失われた親子の関係を取り戻す方法である。
地獄を精算する為のには、地獄を作った原因であるサタンと堕落性と戦い、勝利するしかない。しかし、サタンと堕落性は、霊的な存在であるので、簡単に勝利することはできない。霊的な存在と戦う事ができるのは、霊界であるが、霊界は地上の共助がない限りサタンと戦うことはできない。ここで重要なのが、サタンと堕落性と言うのは、霊界と地上界の共通の敵であり、克服する為の対象なのである。つまり、霊界は、過去のサタンと堕落性と戦い、地上は、現在のサタンと堕落性と戦い、克服することにより、勝利する事ができるのである。
つまり、サタンと堕落性を克服する為には、過去と現在が一つの目的の為に一つとなり、克服することができなくてはならない。つまり、過去は、先祖などの既に霊界に行かれた愛の繋がりがある方々による共助が力となり、現在は、後孫等、愛により繋がある人々の共助が力になります。過去にも現在にも、憎しみ合い、恨み合っている人々がいたとしても、共通の敵であるサタンと堕落性を克服する為には、一緒に力を合わせ合うことにより、お互いに支え合って戦うことができるようになります。
目に見えない霊界がどのようにして地上界と一緒に共同作戦を展開するのかと言えば、共通の敵であるサタンと堕落性と戦い、克服し、勝利する為に力を合わせることができます。人類歴史は、サタンに主管された歴史であった。しかし、霊界と地上界が力を合わせ戦うことができるのであれば、サタンとの戦いに勝利し、堕落により失った主管性を取り戻すことができる。人類が偽りの主人であるサタンの主管から、真なる主人である神様の主管に帰ることにより、神様が直接主管される世界がなされ、神様と人類と被造物が喜ぶことができるようになる。